高齢者の住まいガイド

年齢とともに変わる家庭環境。それによって住まいの形も変化して行きます。終の住処をどのようにするかは重大な問題です。
デンマークでは高齢者福祉の三原則といわれるものがあります。
1.自分で決めること…自分で責任を持って決めることで、その後の生活に積極的に対処することができる
2.自分自身の力を出し切る…歳をとってもなんらかの「役割」を担い、自分の力を出し切ることができる
3.居住を不連続にしない…老後の住み替えでは「箱」は変えても「環境」を変えないこと。「環境」の連続が重要
この3つは、終の住処を考える上でも、大変重要なポイントとなります。この三原則を満たせる住まいを考えて見ましょう。

引退期を過ごす場所としてどこが適当か

退職後の生活の中心は「住む家」となります。これまで子育てや通勤の便優先で生活してきた場合は、今一度、今の住まいが引退後楽しく暮らせるかどうか再チェックしてみましょう。
女性の場合は、子育てを通じて地域との関係が築かれている場合が多いものの、男性は職場中心の生活を送っていた場合が多いので、果たしてその地域に根付くことができるのか、第二の活躍ができるのか、今の住まいがそうした場所になり得るのかを考える必要があります。

家の点検

もし、今の住居が築後20〜30年経っていたとしたら、あちこちに傷みや不具合が目立ってきているはずです。このまま現在の家に住む場合は、修繕や高齢期を見据えたリフォームが必要となるでしょう。
夫婦二人の生活なのか、子供と二世帯住宅にするのか、売って小さな家に住み替えるか、どのように生活したいかによって、住まいの売却やリフォームを検討します。

住み替えの際のポイント

今の住居に不具合が多く、住まいを移すことを検討する場合、住み替え先としては大きく二つの選択肢があります。
一つは、今まで住み慣れた環境を大きく変えないですむ小さな距離での引っ越しです。
もう一つは、子供や親戚など頼りにできる人の近くへの引っ越しです。
住み替えを選択する場合は、費用負担の方法もしっかり考える必要があります。現在の家を処分するのか、貸し出すのか、資産として見た場合の活用も考えてみましょう。

トータルズ総合サービスは、お客様がこれからも楽しい思い出を重ねることができる住まいづくりを、
心を込めてお手伝いさせていただきます。お気軽にご相談ください。